挨拶
東京浅草は、日本最大の革靴の産地です。
たくさんの靴メーカーやパーツメーカー、職人さんなどが集まっている場所です。
そのすぐ近くの南千住に弊社はあります。
1953年に創業しました。
社名は「高進製靴」(たかしんせいか)
創業者の名前、高橋 進が社名の由来になりました。
創業者である父が他界して、2代目の私も還暦を過ぎました。
父はとても穏やかで、あまり多くを語らないタイプでしたが、
もしかしたら「高い志を持って進む」という気持ちを込めて社名にしたのかと最近思います。そう思っても、自分からは絶対にそういう事は言わないようなおとなしい無口タイプでしたから。
私の名前には「進」という文字はありませんが「高い志を持って進む」気持ちで靴を作っております。
考えてみると母の名前は志津子なので、志がありましたね。
創業当時は靴の修理からスタートしましたが、現在では有名ブランドの靴のOEM生産をしています。
OEM生産は、作った靴を小売店へ納入して私たち作り手を離れていきます。
そして小売店に靴が並び、消費者の皆様(お客様)に履かれていきます。
長い間OEM生産を続けてきたおかげで、たくさん勉強をする機会をいただきました。
そのおかげで、いろいろな種類の靴を作れるようになりました。
これからも、新しいことにチャレンジする気持ちを忘れずに、靴を作っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。